先日、ある法人の社長様から当事務所へ税理士を変更をしたいとのご相談がありました。
早速申告書や決算書を見せていただくと、最近ずっと業績がよくないとのことで、前期も役員報酬をほとんど支給していない状態で少し赤字でした。
もう少し詳しく見てみると、なんと資本金が5,000万円もありました。
資本金が多いと、赤字でも支払わなければならない地方税の均等割の金額があがります。
赤字が続いていたにもかかわらず均等割だけで毎年20万円近くの税金を払っていたのです。

そこで、法人から個人事業主への「個人成り」をご提案し、実行することになりました。
個人成りの際は、譲渡損益や消費税などいくつかの留意点がありますが、すべてクリアでき、計画どおりに個人成りに成功しました。
余談ですが、同時に会社に残っていた社長親族からの借入金を消すこともできたため、相続対策にもなりました。

法人で事業を行っているがあまり利益が出ていないという場合は、個人成りを検討されることをおすすめいたします。その際はぜひ当事務所に一度ご相談いただければ最適なスキームをご提案いたします。

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豊中市、大阪市、八尾市を中心に活動している坂田直也税理士事務所です。
法人顧問業務はもちろん、事業承継・組織再編(合併・会社分割・株式交換・株式移転・現物出資・事業譲渡)などの法人スポット業務や相続対策などの個人スポット業務、足りない部分を補う形でのセカンドオピニオンの対応も可能です。どんなことでもお気軽にご相談ください。