先日、新たに顧問契約をしていただいた八尾の製造業の法人様。
前期の決算書を見させていただくと、売上高から製造原価を引いた売上総利益が赤字になっていました。
なぜこれほどに原価が高くなっているのか詳しく中身を見ていくと、製造原価の中の賃金手当の中に全役員の役員報酬の金額が含まれていました。
役員報酬は原則として製造原価ではなく販売管理費項目です。
これを会計上正しい処理である販売管理費にするだけで、売上総利益が大幅に黒字になりました。
どちらにしても最終の当期利益は変わらず、あくまでも決算書の表示上だけのことですが、同席していた銀行員の方も「融資などにおいて話が全く変わってきます」とのことでした。

同じ業績でも決算書の表示の仕方などによって税務署や銀行などの見方は大きく変わってきます。
上記は一例ですが、その他にも様々なノウハウがあります。
当事務所では常に見栄えの良い決算書を作成することを心がけています。

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豊中市、大阪市、八尾市を中心に活動している坂田直也税理士事務所です。
法人顧問業務はもちろん、事業承継・組織再編(合併・会社分割・株式交換・株式移転・現物出資・事業譲渡)などの法人スポット業務や相続対策などの個人スポット業務、足りない部分を補う形でのセカンドオピニオンの対応も可能です。どんなことでもお気軽にご相談ください。